給水管引き込み工事について初心者さん向けに解説
今回の記事は、給水管引き込み工事が初めてという方に向けて「給水管引き込み工事の費用」や「給水管引き込み工事を行う際の注意点」についてなどをご紹介していきます。
初めて給水管引き込み工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
給水管引き込み工事とは?
普段私たちが家などで利用している水は、蛇口からでてきていませんか?
では、蛇口から出てくる水はどこからきている水なのでしょうか。
家の前面道路の下などにある水道管から水を引きこむ工事をすることで、家などの蛇口から水が流れるようになります。
屋内配管工事とは?
洗面所やキッチン、お風呂、トイレなど、生活のなかで水を利用する機会はたくさんあるのではないでしょうか。
洗面所やキッチンなどには、一つ一つ蛇口がついていますよね?
この蛇口を設置するのも屋内配管工事です。
給水管引き込み工事の費用について
しかし、これはあくまでも目安の費用ですので工事予定の敷地の状況によっては大幅に違ってくる可能性もあります。
給水管引き込み工事の費用は、家と水道本管の距離が大きく影響してきます。
通常は家の前面道路にある水道管から、水道管を引き込んできますが、水道本管が反対側の道路にある場合があり、そういった場合では大がかりな工事になりやすいでしょう。
給水管引き込み工事の費用は、家から水道管までの距離だけで決まるという訳ではありませんが、大きく影響してくる可能性はあります。
ですので、これから家を新築して給水管引き込み工事をするという場合は、工事予定の家の近くに水道本管がない場合、高額になりやすいということは覚えておくと良いでしょう。
給水管引き込み工事費用以外にかかってくる費用
給水管引き込み工事費用以外にかかってくる費用というのがあります。
工事費用が予算以内に収まったと安心していても、このような費用を追加すると予算オーバーとなってしまう可能性もあるため、こちらも確認しておくと良いでしょう。
給水申込納付金
給水申込納付金は、各自治体によって呼び名が違う可能性があります。
主な水道管の口径サイズと納付金の目安は以下の通りです。
- 「13mm」・・・2万円~12万円くらい
- 「20mm」・・・6万円~29万円くらい
- 「25㎜」・・・30万円~66万円くらい
といった感じで、口径のサイズが大きくなればなるほど費用も高額になりやすいです。
20mmサイズ以上の場合、6万円以上の費用がかかってくる可能性もあるため、この費用を忘れていて工事費用が予算ギリギリの場合はあせってしまうかもしれません。
各種手数料
給水管引き込み工事費用以外に、各種手数料も必要になってくるでしょう。
給水申込納付金と比べるとそこまで負担は大きくはないでしょう。
しかし、こちらも工事費用に追加でかかってくる費用となるため、あらかじめ予算に入れておくと良いでしょう。
給水管引き込み工事を行う際の注意点
給水管引き込み工事を行う際の注意点として主に以下などが挙げられます。
- 水道管が隣人の家の敷地を通過していないか
- 家の前が私道ではないか
- 水道管の口径の大きさが小さくないか
- 水道管から家の敷地までが遠くないか
- 工事業者は費用だけで決めていないか
以下で、それぞれの注意点についてご紹介していきましょう。
水道管が隣人の家の敷地を通過していないか
給水管引き込み工事を行う際には、水道管が隣人の家の敷地を通過していないかという点に注意が必要です。
水道管が隣人の家の敷地を通過している?なんてことあるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういったケースもあり得るでしょう。
通常は、家の前面道路にある水道管を利用しますが、家の近くに水道管がないという場合もあるのです。
水道管が通っている敷地の所有者に「ここを通っている水道管は利用しないでほしい」と言われてしまう可能性もあるでしょう。
今後、長いお付き合いになるかもしれないお隣さんですので、なるべくトラブルは避けたいところ…
家の前が私道ではないか
給水管引き込み工事をする際には、家の前が私道ではないかにも注意が必要です。
こちらも、他人の敷地を水道管が通過してしまっているというケースで、敷地の所有者とのトラブルにつながってしまう可能性があるでしょう。
しかし、中には了承する代わりに承諾料を条件に出してくる人もいるでしょう。
また、敷地の所有者にからスムーズに了承を得られなかったりする可能性もあります。
土地を購入する際は家の前面道路が私道の場合注意が必要です。
水道管の口径の大きさが小さくないか
これから住む予定の家などで水道管がすでに引き込まれている場合、水道管の口径の大きさが小さくないかにも注意が必要です。
水道管の口径サイズが小さい場合、大きいサイズに変更した方が良い場合もあり、サイズを変更する場合は、引き込み直しが必要になるでしょう。
例えば、住む予定の家で水道管が引き込まれているから安心だと思っていても、口径のサイズが小さい場合、引き込み直しが必要になるかもしれないのです。
食器を洗う際やシャワーを流す際、水圧が弱いと洗いづらかったり流しづらかったりしてしまうこともあるでしょう。
とくに、大人数の家族でたくさん水を利用するという場合は小さいサイズを利用している場合、不便かもしれません。
小さいサイズというのは、13mmのサイズの指します。
水道管から家の敷地までが遠くないか
給水管引き込み工事をする際には、水道管から家の敷地までが遠くないかという点にも注意が必要でしょう。
先ほども述べたように、水道管から家の敷地までの距離は、工事費用に大きく影響してくる可能性があります。
工事業者は費用だけを確認して決めていないか
給水管引き込み工事をする際には、工事業者は費用だけを確認して決め手いないかにも注意が必要です。
工事終了後にトラブルが発生した際などはあせってしまうかもしれませんが、アフターフォローがきちんとしている業者であれば相談してきちんと対応してくれる可能性もあるでしょう。
相場よりもあまりにも安い工事費用を提示された場合、後で追加の費用がたくさんかかってくる可能性もあります。
まとめ
給水管引き込み工事が初めてという方にとって、見積りで提示された費用が適正な価格なのか判断するは難しいですよね。
工事業者を選ぶ際には、見積りの詳細がきちんと書かれているかというのも確認すると良いでしょう。
見積りがおおざっぱな場合、費用が適正な価格なのかさらに分かりづらくなります。
また、工事を検討している場合は以下の点に注意しましょう。
- 水道管が隣人の家の敷地を通過していないか
- 家の前が私道ではないか
- 水道管の口径の大きさが小さくないか
- 水道管から家の敷地までが遠くないか
- 工事業者は費用だけで決めていないか
これから、給水管引き込み工事をする予定がある方は、費用についてだけではなく、給水管引き込み工事をする際の注意点についても確認し参考になさってみてください。