
下水道本管布設工事とは
下水道本管布設工事とは、住宅や建物などから出る汚水を効率よく下水処理場へと運ぶために、地中に下水道の本管(メインの下水管)を設置する工事のことです。
この下水道本管は、私たちが日常生活で使用する水(トイレ、風呂、台所、洗濯など)を収集し、処理場まで導く役割を担っています。例えば、下水は地中の下水道管を通って、処理場に送られ、大きなゴミを取り除いた後、微生物によって浄化され、最終的に塩素消毒を経て川に戻されます。
下水道本管布設工事の目的
下水道本管布設工事の目的は、汚水の適正な排出と水循環環境の健全化を図ることです。きれいな川や海を守り、安全で快適な生活を維持するうえで、下水道は欠かせないインフラです。
加えて、下水道整備は今後さらに進化が求められており、都市周辺部への整備拡大に加え、浸水対策・地震対策・老朽化への対応も喫緊の課題です。
また、実際の工事では多様な地形・地質への対応、交通への影響や騒音・振動、景観への配慮といった周辺環境への影響を最小限に抑える工夫も重要です。
下水道は単に汚水を処理するだけでなく、雨として地上に戻り、再び私たちの生活に取り込まれる「水の循環」を支える、極めて重要な社会基盤です。
費用の相場
各市町村によって、使用しなければならない材料が異なることや設計によって管の口径が異なるため一概に費用算出することは難しいですが、塩ビ管のΦ250ですと1メートルあたり15000円ほどで施工ができることが多いです。
全体の流れ、工期など
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STEP 01
市役所へ工事申請を提出
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STEP 02
許認可承認
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STEP 03
工事周知
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STEP 04
施工
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STEP 05
完成