
下水道支管引込工事とは
下水道支管引込工事とは、公共下水道本管から枝分かれした支管を、宅地内へ引き込む工事です。
主に新築住宅など、まだ宅地内に下水道が整備されていない土地に対して実施され、宅地の前面道路に埋設されている本管から支管を分岐させて接続します。
この工事では、道路を掘削して下水道支管を敷設し、その後復旧する作業が必要になります。最終的に宅地内の排水設備と接続することで、トイレやお風呂、台所などから出る生活排水をスムーズに公共下水道へと流すことが可能になります。
下水道支管引込工事の目的
下水道支管引込工事の目的は、宅地内の排水設備と公共下水道を接続することで、生活排水を安全かつ衛生的に処理施設へ運ぶことです。
この工事により、従来の汲み取り式トイレから水洗トイレへ変更できるようになり、悪臭の発生を抑え、衛生的で快適な生活環境が整います。
また、家庭から出る汚水はこの工事を通じて下水道管へ流され、やがて処理場で浄化されてから河川に放流されるため、地域全体の環境保全や公共水域の水質改善にも寄与する大切な役割を担っています。
費用の相場
全面道路の種類(国道・県道・都道・区道・市道・私道など)や工事時間が昼なのか夜なのかで大きく金額が変動しますが、一般の住宅街ですと平均して50万円程度の工事です。
全体の流れ、工期など
-
STEP 01
市役所へ工事申請を提出
-
STEP 02
許認可承認
-
STEP 03
工事周知
-
STEP 04
施工
-
STEP 05
完成