
小田原 給水入替工事
- 施工期間
- 7日
- 発注者
- 個人のお客様
- 場所
- 小田原市
- 費用感
- 50万円~
給水入替工事

今回の集合住宅では、入居者から「水が赤く濁ることがある」「水の勢いが弱い」といった相談が複数寄せられていました。
共用部の給水管を調査した結果、亜鉛めっき鋼管(鉄配管)の内部に錆が蓄積しており、赤水や水圧低下の原因となっていることが確認できました。
部分的な補修では再発につながりやすいことから、配管全体を新しい給水管に入れ替える「更新工事」を実施。共用部の立管および各住戸に分配する横引き配管を、耐久性と防錆性に優れたポリエチレン管(架橋ポリエチレン管)へ交換しました。
断水時間を最小限に抑えるため、作業時間帯の調整と共用部の開口箇所を限定した施工方法を採用しています。

■ 実施した主な工事内容
・給水トラブルの聞き取り・現地調査
・共用給水管(立管・横引き配管)の劣化確認
・既存亜鉛めっき鋼管の撤去
・架橋ポリエチレン管(給水管)への入れ替え
・各住戸への接続調整・断水時間管理
・開口部の復旧・配管ルート仕上げ
■ 給水管を更新するメリット
・赤水の解消:錆水や濁り水のトラブルが改善
・水圧安定:配管内部の閉塞がなくなり、水の勢いが回復
・長期的な安心:再発しやすい部分補修と違い、根本対策に
・耐久性の向上:錆びない材質により、長期的な保全コスト削減
ヒマリテックからのアドバイス
集合住宅の給水管は、トラブルが発生すると複数の入居者に影響が及ぶ場合があります。
赤水や水圧低下といった症状は、配管内部の劣化が進行しているサインです。部分補修だけで済ませると、数年後に別の箇所で同じトラブルが発生し、結果的に費用や工期が増える可能性があります。
給水管の更新工事は、一度にまとめて配管を新しくすることで、長期的なトラブルの予防につながります。
集合住宅においては、断水の調整や入居者配慮も重要になりますので、居住環境を考慮した施工計画を立ててくれる業者に依頼することをおすすめします。
担当者からの一言
給水管は普段目に見えない設備ですが、劣化が進むと赤水や水圧低下など、入居者様の生活に直結するトラブルにつながります。
今回のように複数の住戸で同様の症状が見られた場合、配管自体が寿命を迎えているケースが多いため、全体更新をご提案させていただきました。
工事では断水時間を短くできるよう、事前の案内や作業時間の調整を徹底。入居者様への影響をできる限り抑えながら施工を進めました。
「水の心配がなくなった」という声をいただけたことを、私たちも大変嬉しく思っております。